Q&Aのコーナー
よくあるご質問をまとめたQ&A集です。
それでもよくわからない場合は是非、お問い合わせください。
リボンスキャニング&VFR編
リボン・スキャニングってこれまでと何が違うの?
まず、仕上がりの見た目が違います。
リボンスキャニング&VFRはこんな仕上がり↓↓↓(リボンスキャニング&VFRのイメージ)
マイクロフィルムリーダー(読み取りや印刷ができるマイクロ専用の機械。
図書館によく置いてある例のアレ。)を使うのと似たような雰囲気が味わえます。
余白も含めて、マイクロフィルムのイメージがリアルに楽しめます。
これまでのスキャニングはこんな仕上がり↓↓↓
(従来方式マイクロスキャンのイメージ)
一コマずつ切り分けられた画像が楽しめます。
ちなみにVFRを使うと、リボンスキャンされたデータを
一コマずつ手作業で切り分けることもできます。
「切り分ける前の状態を見られるのがリボンスキャンで、
既に切り分けた状態の画像を提供していたのが
これまでの一般的なマイクロフィルムを電子化する方法だった」
とも言えます。
専用の画像形式だと、先々使えなくなりそうで心配なのですが・・・
画像自体は一般的なJPEG形式なので、安心です。
弊社からリボンスキャニングで提供する画像の形式はあくまで一般的なJPEG形式。画像をつなげる技術があれば、VFRがなくとも末長くご利用いただけます。
※この「つなげて見せる」というところが実は結構大変で、作るのに苦労しました。
できれば「VFR」を末長くみなさんに使っていただきたい。(by開発担当)
ちなみに、JPEG以外の形式(PDFやTIFFやPNG)には対応しておりません。
画像の形式にこだわりがある方は、こちらからお問い合わせください。
品質はやっぱり「安かろう、悪かろう?」
画像の品質(文字のよみやすさなど)はこれまでと同じです。
使用しているスキャナが、これまでのマイクロフイルム電子化で使われていたものとまったく同じ、W&W社製マイクロフィルム専用スキャナ(入札仕様にもよく載っている、業界では有名な機械)
なので、リボンスキャンしたデータの精度がこれまでと比較して低いといったようなことはありません。
基本コース(1コマがA3サイズ相当、200dpi)の画質がこちら↓↓↓
→
(文字を読むには十分なレベル)
原稿の大きさにもよりますが、文字を読むには十分な精度です。
「画像が重くても良いのでもっときれいな画像が良い」という方には、
解像度UPのオプションがオススメ。
解像度2ランクUPオプション付き(1コマがA3サイズ相当、400dpi)の画質がこちら↓↓↓
→
(サイズは重いけれど、きれいな画像が好みの場合)
ちなみに余談ですが、ロールマイクロでリボンスキャンでない一般的な電子化の場合、
さらに上位機種でスキャンすることもできます。
そのスキャナを使って、限界の精度に挑戦した場合(1コマがA0サイズ相当、600dpi)の画質がこちら↓↓↓
→
(最高精度、残念ながらリボンスキャン非対応)
※こちらはエコデジでは扱っていませんが、興味のある方は是非お問い合わせください。
マイクロフィッシュやアパーチュアカードはできないの?
残念ながらできません。
リボンスキャニングの対象はロールタイプのマイクロフィルムのみとなります。ロールタイプであれば、白黒35mm・16mm・16mmシンパックの各種に対応しております。
※カラーマイクロフィルムには対応しておりません。
1リールの中で濃度が多少ばらついているけど、対応できない?
多少ならば、対応できるかもしれません。
弊社のリボンスキャニングでは、1つのリールに対して先頭の数コマを元に画像の濃度調節をします。このため、途中でフィルムの濃度自体が大きく変わる場合には、
残念ながら、すべての画像が適切な濃度とならないことがあります。
(フィルムの濃度に応じて、途中から濃すぎたり薄すぎたりすることが考えられます。)
この「濃度」の問題を極力解決するために、リボンスキャニングの仕様を
一般的なフィルムスキャンでよく用いられるものの階調表現に弱い「白黒2値」ではなく、
「256階調グレースケール」とさせていただいております。
256段階の階調があるので、多少濃度のばらつきがあるくらいであれば、
だいたい内容がわかります。
例えば、うすい鉛筆書きの文字と濃い印刷文字が混在していても、
余程の状態でない限りは、判読できることがほとんどです。
(↑↑↑鉛筆書きの文字はもちろん、印刷の薄い方眼紙のマス目も、なんとか見えます。)
リボンスキャニングと従来のスキャニングのどちらが良いの?
目的に応じてお選びください。
それぞれ特徴がありますので、一概にどちらが優れているとは言えません。例えば、リボンスキャニング&VFRを選んでいただく理由としては、
- 予算が決まっているけれど、実は予算以上に電子化したいフィルムがたくさんあった。
- フィルムの数が多すぎて、従来の方法ではとても予算をつけられなかった。
- 撮影の状態が良くないので、電子化するといつも何コマか抜けてしまい困っていた。
- 必要なコマはリール中の数コマなのに、特定ができないため、高い見積りが来たので納得できなかった。
- 別のリボンスキャンの提案があったが、業者用の専用ソフトが扱いづらく高価だったので迷っていた。
- マイクロフィルムリーダーのような使い勝手が気に入った。
- 早く正確な見積りが欲しかったが、何コマあるかわからないから概算でしか見積れないと言われた。
- 大量に電子化した場合の圧倒的なコストの低さ。
- 明快でクリアな料金体系。
- 余白も含めて電子化するので、コマ抜けしにくい点。
- VFRの使い勝手の良さ。
一方、
- 1コマずつ切り分けされている状態の画像でないと我慢できない。
- フィルムの濃度が途中で変化しすぎるので、リボンスキャンでは対応しきれない。
- 圧倒的にキレイな画像を作るためには、いくらコストをかけても惜しくない。
- システムの都合上JPEG以外の絶対に譲れない形式がある。
選ばれる傾向にあるようです。
なぜそんなに安くできるの?
検査を省いても「コマ抜け」しないことが、一番の大きな理由です。
余白も含めて電子化するため、通称「コマ抜け」(必要な情報が電子化されずに抜けてしまう現象) という現象が理論上発生しません。
従来方式のマイクロフィルムスキャニングでは、自動処理で一コマ一コマを切り分けて画像化するときに、
「コマ抜け」が発生することが多く、それを検査によって防ぎ、抜けたコマを手動で対応してきました。
リボンスキャニングでは「コマ抜け」から解放されたため、
注ぎ込まれてきた多くの労力に見合うだけのコストを削減できました。
ただし、誤解のないようにご説明させていただくと、
基本料金が40,000円(税抜き)で設定されていますので、
お手持ちのフィルム数量が少ない場合には、必ずしも「安い」ということではありません。
また、各種オプションをつけていくと、逆に割高になることもあり得ます。
あくまで「これまでの予算の範囲内で、大量のフィルムを電子化できるチャンス」なのです。
VFRに不具合があったら対応してくれるの?
できうる限りの対応をいたします。
VFRは試行錯誤しながら、今現在も少しずつ完成度をあげているので、不具合への対応、ソフトのバージョンアップは継続的に随時おこなっていきます。
お客様すべてのご期待に添うことは難しい部分もありますが、
できる限りの対応をさせていただきたいと考えております。
気になる点がありましたら、お問い合わせいただければ幸いです。
リボンスキャンした画像を研究者のメンバーで共有したいのですが可能ですか?
はい、可能です。
リボンスキャンしたデータとVFRをコピーして研究者のメンバーで共有いただくのは、問題ありません。
是非、研究にお役立てください。
※また、よろしければお客様の声で是非ともご紹介させてください。
コピーしてお渡しされたメンバーの方にも、ソフトのバージョンアップ情報など、
ご連絡させていただきたいのでお問い合わせフォームから、ご連絡いただければ幸いです。
回転・印刷はできないの?
高度な機能は、標準ビューアをお使いください。
VFR単体では、印刷や回転などの操作はできませんが、部分的に切り出して、パソコンの標準ビューア
(JPEG画像を通常見るときに使う画像閲覧ソフト)
に受け渡す機能がついています。
名前をつけて切り出した画像を保存することもできます。
VFRは特定のコマを探しだすためのものとして考えていただき、
お目当てのコマが見つかったら、まず切り出してしまって、
回転・印刷などご自由に操作してみてください。
どのような方が採用されていますか?事例があれば教えてほしいのですが…
「お客様の声」のページをご参照ください。
リボンスキャニング&VFRをご推奨いただいております声を掲載しております。ご紹介させていただける事例が増えるたびに随時更新しますので、そちらをご参照ください。
Social OCR(ソーシャル オーシーアール)編
どれくらいの人数でどのくらいの作業ができるの?
新聞の内容や文字の入力スピードなどによりますが・・・
仮に、1ページあたりの文字数が4,000文字、1号あたり8頁で構成されているタブロイド版の新聞を1年分全文入力するとして、
作業者の方が1分間に30文字の入力ができるとすると、
10人で半年程度(1月あたり22日の作業日を想定)の作業となります。
ただし新聞の内容によっても、作業スピードによっても、
これらの数字はかなり変わってきますので、
「これまでには終わらせたい」という期間や、
「作業者の数はこのくらいの人数までにおさえたい」など、
ネックとなるご要望をお聞かせいただければ、
よりお客様に合わせた目安の数字が出せると思います。
(あくまで目安ですが、経験に基づいた目安ですので、参考にはなるかと・・・)
新聞の電子化もやってもらえるの?
Social OCRの基本サービスには、電子化の作業は含まれません。
電子化された新聞データをお持ちの状態を前提としておりますので、新聞電子化の作業は別途とさせていただいております。
電子化からご希望の方は別途お見積りさせていただきますので、
こちらからお問い合わせください。
入力作業もやってくれる?
入力の作業は原則含まれていません。
「入力作業も委託してしまいたい!」とお考えの方は、こちらからお問い合わせください。
ボランティアを集めることからやってくれるの?
ボランティアやアルバイトなどの作業者は、お客様が集める形となります。
Social OCRを効果的に運用すれば、地域に根付いた方々の協力で、充実した『参加型』新聞データベースを構築することが可能になります。
「作業者を募集する」「みんなで入力をしてみる」といった部分は、
行動そのものが『参加型』新聞データベースを構築する上で、
とても重要な意味を持つと、私たちは考えています。
Social OCRに興味を持っていただいたお客様にも、
この『手作り感』を大事にしていきたいという想いを、
ご理解いただければ幸いです。
データはどこに保存されるの?
画像データ、入力したテキストデータともに、原則弊社サーバーに保存されます。
「バックアップを手元に置きたい」「データを外部に預けるなんてとんでもない」といった、ご意見・ご要望がありましたら、まずはこちらからお問い合わせください。
ご期待に添えるようなご提案を検討させていただきたく存じます。
支払は月々?一括?
原則、年度ごと一括で前払いとなります。
お支払を月々に分割したいとご希望の方は、こちらからお問い合わせください。
自分のところにあるサーバーを使うことはできないの?
まずは、弊社サーバーの利用をご検討ください。
セキュリティの都合などでサーバーを弊社以外の場所に設置したい場合、Social OCR専用のサーバーであれば対応可能なケースもあります。
詳細はお打ち合わせさせていただく必要がありますので、
こちらからお問い合わせください。
管理って何をするの?
ユーザーの削除、通報に対する確認、入力をする箇所の特定、入力内容の承認など様々です。
ユーザーの削除、通報に対する確認、入力をする箇所の特定、入力内容の承認などが、Social OCRを利用する上で想定される、管理者の役割となります。
権限の設定で、例えば通報に対する確認は、あるグループに担当してもらうなど、
担当を切り分けることも可能です。
画像を追加したいときはどうすれば良いの?
まずは、ご連絡ください。
ご連絡いただいた上で、追加したい画像を送っていただければ、弊社で画像の追加登録作業に入ります。ただしトータルで、登録画像数が3,000画像を超えるか、登録回数が3回を超える場合には、
追加費用30,000円(税抜)が発生します。
追加費用をお支払いいただくと、3,000画像または3回分の登録が可能となり、
トータルで6,000画像を超えるか、登録回数が6回を超える場合には、
再度同じ条件で追加料金が発生します。